引用:AMC
前回のあらすじ
現在、アルファ達は散っていた仲間を集めてキャンプを作っていた。その後アルファ達はウォーカーの群れの中を移動していたが、囁く者の一人の女性がアルファへの恨みから突然アルファを襲う。しかし女性の姉がアルファを助けて妹である女性をウォーカーの群れに投げ入れる。そして女性はウォーカーの餌食になってしまう。その後キャンプに戻ったアルファは女性の姉の功績を讃えると、姉にガンマの名前を授ける。
その後ベータはキャンプを離れたアルファの元へ行くと、アルファがリディアのぬいぐるみを持っていることに気がつく。そしてベータはリディアがまだ生きていることやアルファがリディアに未練があることを察して問いただす。それに対してアルファは取り乱しながらもベータの予想を認めるが、リディアはもう自分の中で死んだし、リディアが生きていることは言わないでほしいと頼みこむ。そしてベータは頷く。
その後アルファ達は境界線内で煙が上がっていることに気がつくと、ミショーン達が境界線を越えたことを察する。そしてアルファ達はミショーン達に制裁を与えるため現場を確認しにいく。その後アルファはキャロルと顔を合わせる。
過去、アルファとリディアはまだ二人きりで行動していたころ身体に血を塗りウォーカーの群れの中に紛れて移動をしていた。そして立ち寄った建物内にマスクを被ったベータがいた。ベータはアルファ親子に一晩だけ建物にいることを許可するが、アルファ達とは打ち解けず険悪な雰囲気を出して距離をとっていた。
その後アルファはリディアが部屋からいなくなったことに気がつくと建物内を捜索する。そしてアルファはリディアの痕跡を見つけるが、そこにベータが現れる。そんな中ベータが匿っていたウォーカーも現れるとアルファはウォーカーを殺そうとするがベータはアルファを引き止める。しかしアルファはウォーカーを殺してしまうとベータはアルファに襲いかかる。だがそこにリディアが現れるとベータの手は止まる。その後アルファはベータに語りかけ、今後は一緒に行動するように説得する。そしてベータはアルファの説得に応じる。
ウォーキング・デッド/シーズン10【第3話 亡霊】あらすじ
引用:AMC
ミショーン達は火災後アレクサンドリアに戻り日常を送っていた。そんな中キャロルは不眠症で薬を服用していた。そして普段通り街に寄ってくるウォーカーを片付けていたミショーン達だったが、いつもと様子が違いウォーカーが次々とアレクサンドリアに押し寄せ始める。その後ミショーン達は2.3日ほぼ休みなくウォーカーと戦い続けていたが、ウォーカーの群れは留まるところなくアレクサンドリアに押し寄せていた。そして疲れ果てていたミショーン達だったが、そんな中ガンマが現れミショーン達に北の境界線まで行き武器を手放して待っているように告げる。
その後ミショーン達は会議を開くと、ミショーンがリディアにウォーカーの群れが街に来るのはアルファの手法なのか尋ねる。それに対してリディアはアルファなら大群を差し向けて一気に街を崩壊させるはずだと返答する。そしてミショーン達は今後の対応を決めていると囁く者と戦うべきという意見も出て境界線に行くべきかの話し合いは難航するが、最終的にはミショーン達が境界線に出向き、ゲイブリエル達が街に残ってアレクサンドリアを守ることにする。
その後アレクサンドリアを守るゲイブリエル達は北と南の二手に分かれて街を守る準備をしていた。そんな中ゲイブリエルは南側を守るアーロンに人手が足りないためニーガンを連れていくよう告げる。それに対してアーロンもニーガンも拒否をするが、ゲイブリエルは二人に協力するよう命じてその場を去る。
その後ニーガンとアーロンは街を出てウォーカーを片付けていたが、そんな中アーロンはニーガンを邪険に扱っていた。そしてアーロン達は一通りウォーカーを片付けて落ち着くが、アーロンはニーガンに強い恨みを持っていることをぶつける。それに対してニーガンは穏便に済まそうとするがアーロンの恨み節は止まらなかった。そんな中アーロンは再び現れたウォーカーに襲われて目を負傷する。その隙にニーガンはその場を離れるとアーロンは霞みがかる視界の中ニーガンを探す。
その後アーロンは建物に辿り着くが、そこにはニーガンがいた。しかしアーロンは霞みがかる視界でニーガンには気がつかず、ニーガンはアーロンに気がつきながらもじっと身をひそめて様子を伺っていた。そしてアーロンが建物内でふらつきながら物音をたててしまうとウォーカーが建物に集まってきてしまう。そしてアーロンは霞む視界の中ウォーカーに襲われ危機を迎えるが、ニーガンはアーロンを助けて朝になったらアクレサンドリアへ戻ると告げる。そしてアーロンは落ち着きニーガンの指示に従うことにする。
一方ミショーン達は境界線に到着する。そして武器を手放しアルファを待っていたが、キャロルはひそかに拳銃を隠し持っていた。その後アルファが現れると、アルファはミショーン達が境界を越えたことを責めたてる。それに対してミショーンは火災のために仕方なく境界を越えたが、越えたのは一度のみだしわかってほしいと返答する。しかしアルファは吹雪の際にも境界を超え、その他にアーロンも境界を越えて計三回境界を越えたと指摘する。その後ミショーンはアルファに望みを聞くとアルファは望みは土地だと返答し、ミショーン達の土地を狭めて自分達の土地を広げると言い放つ。それに対してキャロルは怒り拒否をすると、アルファはキャロルに詰め寄る。そしてキャロルは隠し持っていた銃を手にして発砲するが、ダリル達がキャロルを取り押さえる。そしてミショーンが代わりに謝るがアルファはキャロルを許すと告げその場を離れる。
その後ミショーン達は森で休息をとっていたが、そんな中キャロルが囁く者を見つけて発砲する。そしてミショーン達は囁く者を探すが、囁く者を捕まえることができず足あとなどの痕跡もまったく見つからなかった。その後ミショーン達は建物で夜を越すことにする。そしてキャロルは見張りになるが、そんな中キャロルは幻覚をみる。その後キャロルが怪我をしてしまい、ミショーン達は夜明けを待たずにアレクサンドリアまで戻ることにする。
そしてミショーン達はアレサクンドリアに戻るとすぐにキャロルを診療所へ連れていくが、セディクは治療中にフラッシュバックが起こり手が止まってしまう。そしてダンテが代わりにキャロルの手当てをして治療は成功する。
その後一時期の危機を乗り越えたアレサクンドリアでロジータとユージーンは休息をとっていた。そんな中流れでロジータはユージーンに対して自分達が男女の仲になる可能性は絶対にないと強く言うと、ユージーンは少なからずそうなれる可能性があると思っていたと返答し強いショックを受ける。そしてユージーンはその場を後にする。
そしてPTSDで悩むセディクの元にダンテが現れる。その後ダンテはイラク戦争に行っていたことがありPTSDに悩んでいたと過去を打ち明ける。そして今は回復していることを示唆してセディクを励ます。
そしてキャロルは久しぶりにゆっくり眠って夢をみていた。その後キャロルは目を覚ますとミショーンに会う。そしてキャロルは囁く者を見たと言うが、ミショーンは見たのはキャロルだけだと返答し信じていない様子をみせる。その後キャロルはダリルに会うと囁く者を見たことを信じるか尋ねる。それに対してダリルは信じると返答する。
一方ガンマは血を流して倒れていたが目を覚ます。
ウォーキング・デッド/シーズン10【第3話 亡霊】感想
引用:AMC
今回はアレクサンドリアの話でしたね。ミショーン達とアルファ達は対立する雰囲気が出てきたようですが、即戦争という流れではないようですね。
押し寄せるウォーカー
まずはアレクサンドリアに押し寄せたウォーカーですが、明確にアルファ達の仕業かは判明しませんでした。リディアが言うにはアルファのやり方と違うと言っていますし、ガンマもアルファの仕業ではないと言っていました。ただアルファが話し合いを持ちかけたタイミング的にもおそらくアルファ達の仕業なんでしょうね。ミショーンが休む間もなくウォーカーを送り続けているのはアルファ達が消耗戦を狙っているからなのかもしれないですね。
でも気になるのはリディアの言っていたアルファなら一気にウォーカーの大群を送りこんでアレクサンドリアを潰すはずっていうセリフです。このセリフ通りに考えるとアルファは意図的に攻めを手加減しているように思えます。もしそうならリディアがミショーン達の元にいるからってことが考えられますが実際はどうなんでしょうか。
そしてミショーン達はアルファから話し合いの場を提供された際に会議を行いましたが、住民は対アルファで復讐派と従う派に分かれていました。かなり住民の意見がばらついてアレクサンドリアが纏まっていないことが伺えましたが、現状の状態だとアルファ達と戦うにしてもかなり厳しい状況でしょうね。
アーロンとニーガン
そしてアレクサンドリアに残り街を守ることになったゲイブリエル達ですけど、気になったのはアーロンとニーガンの二人ですね。そもそもニーガンは街を離れることを渋っていたので意外でした。ただニーガンの言っていた通り憎しみが自分に向いたら困るというのはその通りだなーとは思いました。
そして二人は南側のバラけたウォーカーを片付けにいきました。しかしこの間ずっとアーロンはニーガンに強い拒否感を示していました。このときも思いましたが今シーズンのアーロンは人が変わったようになっているなって思いました。ニーガンが憎いのはわかりますが、アーロンはこんな態度を取る感じには思えなかったんですけどそれだけエリックを失ったのは大きかったんでしょうね。
そしてニーガンですがアーロンが目を怪我したときもしかしてアーロンを殺すのかって少しだけ思いました。特に建物内でアーロンの様子を伺っているときのニーガンはどんな行動を取るんだって目が離せなかったです。静かに座ってアーロンを見ているときのニーガンは凄味がありましたね。しかし結果ニーガンはアーロンを助けて一緒にアレクサンドリアへ戻りました。今回は何事もなかったですけど、ニーガンもいつまでも受け入れられない状態で命の危機があるなかアレクサンドリアに留まるとは思えないですし、冷静に大局を見ることもできる人物なので今後の動きがいっそう注目ですね。
ちなみに今回アーロンが目を負傷したはホグウィードという植物の樹液が目に入ったからのようです。ホグウィードの樹液は皮膚にふれるとやけどするイギリス最恐の植物としても知られているみたいです。アーロンが戦っていたウォーカーにホグウィードが取り巻いていて、ウォーカーを攻撃した際にホグウィードに傷がついて樹液が目に入ったという感じでしたね。ニーガンはこのホグウィードについて知っていたようですが結構博識なんですね。
境界線へ向かったミショーン達
そして境界線へ向かったミショーン達ですけどアルファ達は火災のときだけじゃなく、吹雪のときとアーロンが境界線を越えたことを含めた計三回の境界線超え全部知っていましたね。特に吹雪のときに境界線を越えたことを知っていたのは驚きでした。でも考えてみたらアルファ達は少し知りすぎですよね?もしかしてアレクサンドリアにスパイがいる可能性もあるのかなって思ったりもしました。
そしてアルファ達はミショーン達に土地を要求してきました。アルファ達が土地だけで済ますなら一見して穏便に事を運んだようにも思えますが、土地を奪うということは猟場が減りますし簡単には飲めない要求ですよね。でも今回はアルファ達の脅威を感じてミショーン達は要求を飲むことにしました。
ただキャロルは終始納得していなかったですね。それどころか武器を隠し持っていてアルファに銃を向けて引き金を引きました。武器を隠し持っていたところはキャロルらしいなって思いましたが、アルファがそんなキャロルを許したことは意外でした。その後キャロルは森の中で話し合いをしようと近づいてきたミショーンにアルファは死ぬべきだと言い放ちその場を離れました。そのときのキャロルの目が覚悟したときのリックの目にそっくりに見えて印象的でした。
そんなキャロルですが、不眠症になっていて薬で誤魔化しているようですね。更に幻覚をみているようでダリルの親父さんの話や、ヘンリーの幻覚もみていました。でも本人は幻覚症状を認めてなくて、ミショーンに幻覚症状を指摘されて不快感を示していました。ダリルはキャロルを信じるといっていましたが、もしかしたら何か察しているかもしれないですね。
ただキャロルが森の中で囁く者を見たのと建物内でウォーカーに襲われたときのことは幻覚だったのか、現実だったのかわかりませんでした。もしかしたら森の中や建物は事実だったのかな?とも思いました。ガンマが最後に立ちあがっていたのもその関係なのかなって思いましたが、実際は幻覚と現実のどっちだったんでしょうね。
今回のキャロルの話はどこまでが幻覚でどこからが現実なのかちょっとわかりにくかった感じがします。そしてキャロルが見ていたのがどこまで幻覚かで話が大分変りますね。ガンマがいたのが事実なら常に見張られていることになりますし、全部幻覚ならとりあえずは安心な感じもします。どこまで幻覚かが気になるところですね。
一難去って
そして一段落後ですが、アルファ達との話し合いも終わりウォーカーが押し寄せてくるのも止まりました。ただ今回浮き彫りになってきた問題もありました。
まずはセディクですけど治療に支障ができるほどPTSDが酷いようです。会議のときも顔色が悪かったですが、これは症状が収まるまでに相当時間がかかりそうですね。そんな中ダンテが代わりに治療したりセディクのメンタルケアをしたりと活躍しています。ダンテは最初怪しい人物なのかなって思ったんですけど、いい人だったようですね。治療の腕も確かなようですし頼りになる人物のようです。そんなダンテはイラク戦争に参加してて一時期はPTSDになっていたようですね。そのためセディクのこともわかるんでしょう。ダンテのケアでセディクの症状が緩和すればいいんですがどうなんでしょうか。
そしてユージーンですがついにロジータと脈なしと認めたようですね。何度も脈なしと言われていたようですが、心の奥では可能性をみていたようです。でも疲れている中でロジータが本音で脈なしと言ったのが相当効いたみたいですね。ロジータはユージーンとの友情を求めましたが、ユージーンは友情関係を続けていくことはできないと決めたようです。今までは目に見えてロジータに尽くしていたユージーンですけど今後どんな行動を取るのか気になりますね。それにしてもできれば上手くいってほしい組み合わせではありましたが、さすがに無理がある組み合わせだったみたいですね。
終わりに
今回はアルファ達が動き始めたことに加えて、纏まらないアレクサンドリア、更にはPTSDのセディクに幻覚を見るキャロルなど多くの問題点が見えてきました。そんな中ミショーンはこの街の内外に問題を抱えている状態で街の中心人物として動いて尽力を尽くしています。でも事態の収束はなかなか難しそうなのが現状ですね。
今後アルファ達がこれ以上攻撃をしてこなければいいですが、アルファ達がこのまま動かずにいるとは思えません。またニーガンもこのまま牢獄生活をただ続けていくとは思えないのでニーガンがどんな動きをするのかも気になります。ミショーン達は無事この危機を乗り越えることができるんでしょうか。今後の展開に注目ですね。
シーズン10の主な登場人物
下記の項目画像は[AMC]からの引用になります
アーロン(ロス・マーカンド)
街のために積極的にウォーカーとも戦い、住民を引っ張る立場で街に貢献している。そんな中エリックが死んだ恨みからニーガンには厳しく接している
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